入館してすぐに天井を見上げると、7間半(約13m)の1本の赤松で貫き通されたスケールの大きな梁に圧倒。
3Fの高さまである吹き抜けで開放感溢れる空間をお楽しみ下さい。
日下部家の台所には、当時の食事処を伺える趣ある囲炉裏が。
家の主は仏間に背を向けて座りました。
日下部民藝館一番の見どころと言っても過言では無いほど、きらびやかなお仏壇。当時300両(現在の1億円の価値といわれる)かけて作られました。
隠しからくり仕掛けが施されており、明治8年の大火の際にも運び出すことができた為無事でした。
高山のパワースポット。
館長よりお茶+おせんべいのサービスがあります。
ノスタルジックな気分に浸った館内見学後は高山人のあたたかさに触れてのんびりと休憩して行って下さいね。
奥の文庫蔵は展示品がずらりと並びます。飛騨の古陶磁など歴史ある各種民藝品をご鑑賞下さい。
収蔵する工芸品を常時展示し、随時陳列替えを行っております。
日下部家9代の花嫁が嫁いでくる時に乗ってきた籠。
2F展示場の紺の花嫁衣裳を身に纏い日下部へとお嫁入りされました。
ずらりと並べられた火鉢。
それぞれの時代のそれぞれのカタチがお楽しみ頂けます。
色の深みが美しい珍しい紺の花嫁衣裳。
1Fの花嫁籠に乗って嫁いできました。
敷地面積 | 1712u(518坪) |
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木造2階建 1棟(第一展示場) | 1階854.11u(259坪) 2階193.52u(59坪) |
土蔵 1棟(第二展示場) | 1階66.1u(20坪) 2階60.1u(18坪) |
第一展示場 | 江戸後期〜明治年代庶民の生活用具、その他を展示 |
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第二展示場 | 各種民藝品を展示 |
※収蔵する工芸品を常時展示し、随時陳列替えを行っている。
日下部民藝館には、当時の生活を伺える見どころが沢山あります。
“むかしのひとのくらし”を知ることや、美しい建築様式を見ること、好奇心を掻き立てるような民藝館で楽しみながら学んで下さい。
高山には観光地や見どころなどが本当に沢山ありますが、人のあたたかさも大きな魅力のひとつです。
人の温もりに触れるというのは旅の大きな醍醐味、当館のスタッフにお気軽に話しかけて下さいね。
見学後は、館長よりお茶+おせんべいのサービスがあります。
麦茶は館長が麦を仕入れて茶釜で長時間かけて丁寧に煮込みお作りしております。
遠いところわざわざ足を運んでくださった大切なお客様に、館長から真心こめたおもてなし。
展示期間は毎年3月3日〜4月3日。
日下部家の雛人形は、代々当主のもとへ嫁入道具として持参されたものが多く、人形の箱には代々の嫁の名が記されたものもあります。それだけに人形の形、大きさ、年代ともまちまちですが、これらが同一の雛段上に飾られています。そのほか子供の玩具であった人形や座敷からくりなども同時に飾られています。収納箱の墨書から文化、文政の年代のものが中心とみられ、大きな御殿を中心に雅楽奏者や5人囃、京都の葵祭行列の人形、けまり人形など王朝風の人形が多くあります。
また別の雛段には明治天皇、皇后両陛下を内裏人形とし、以下近衛師団長、近衛師団兵、憲兵などを飾っています。そのほか木目込人形や高山の土雛など代々伝わる人形が座敷いっぱいに飾られています。